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2006年 01月 19日
>To members of ESS on Sundays
TOPIC Let's legislate AID ! presented by YOKOYAMA reference http://www.hc.keio.ac.jp/aid/ 1. AID(非配偶者間人工授精)の経緯 日本のAIDは、1948年、慶応大学の安藤画一教授(慶応大学)が男性側に原因があり、なかなか妊娠しない夫婦に臨床応用したのが始まりです。翌年最初の赤ちゃんが出生しました。当初、第3者の精子を用いるという倫理的な問題を含むため、反対意見もありましたが、「赤ちゃんを希望する夫婦のために」と法的な規制はなく実施されてきました。1992年に男性不妊の治療に顕微授精が導入され、AID選択者は減少したといわれているものの、産婦人科学会の報告では、年間平均1,608組前後の夫婦がAIDを受け、164名の赤ちゃんが出生しています。(1998~2002年平均) 非配偶者間人工授精の治療成績 患者総数 AID周期総数 妊娠数 出生児数 1998年 1711 3497 285 188 1999年 1134 6059 343 221 2000年 1350 5838 257 119 2001年 1322 5701 260 161 2002年 2521 3649 265 133 (日本産婦人科学会報告) 1995年頃より、インターネットを通じた商業目的の精子売買活動が明るみにでたことから、日本産婦人科学会は、これらを規制する目的から、1997年「非配偶者間人工授精と精子提供」に関する見解(http://www.jsog.or.jp/kaiin/html/H9_5.html)を会告しました。これには、AIDを実施する夫婦の条件、実施夫婦や生まれた子どもへのプライバシーの配慮、精子提供者の条件、精子提供者のプライバシーの保護と記録の保存、営利目的での精子提供の斡旋のもしくは関与の禁止、施設登録の厳守が明記されています。また、同時期に、精子提供者からの精子・精液を介しての女性や胎児への感染を防ぐ為に凍結精子を用いること、夫婦双方の同意確認として、AID実施毎に、同意書(夫婦それぞれの署名入り)の提出を義務づけました。現在23の医療施設が学会に登録し(2004年10月現在)、各々の施設ごとに独自のガイドラインを設けています。 ESS bulletin board http://8512.teacup.com/hamaess/bbs
by elmomle
| 2006-01-19 14:01
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